優しい人ほどハマる「出会い系サイト」の危険な手口とは?

前回の記事では、最近増えている女性を狙った出会い系詐欺サイトの手口の一端として、まずはサイト登録までの流れをお届けしました。

「男性芸能人のマネージャー」と名乗る人物からの誘いで、一見、何の変哲もない登録無料のSNS(実態は悪質な出会い系サイト)の会員になると、その後一体どのような手法でお金を騙し取られるのでしょうか?

引き続き、ルポライター・多田文明さんの著書『おいしい話に、のってみた』をもとに、詐欺サイトの中身に迫ります。

■同情心につけこんでお金を払いこませようとする強引な実態とは?

前回の記事でもお伝えしたように、出会い系サイトに無料登録した時点では、まだ金銭的な被害は発生していません。ところが、一般的に出会い系サイトでは、登録後、他の会員にメッセージを送ったり、相手の写真を閲覧したりするにはポイント、つまり入金が必要です。

登録後、あなたをサイトに誘いこんだマネージャー氏、そして彼が担当しているという男性芸能人からは、次々とメッセージが舞い込みます。目的はもちろん、あなたに有料のメッセージ送信機能を使わせるため。

男性芸能人は、メッセージにおいて、自分が誰であるのか氏名は明かしません。とはいえ、「え、それってあの人のこと?」と特定の人物を匂わせるのに十分なヒントを盛り込んできます。たとえば、“EXのタカヒロ”とか、“J事務所の松本●”とか、“『花男』で『ルイ』を演じた旬”とか……。

そんなEX●LEのタカヒロさんもどきや、松●潤さんもどきや、●栗旬さんもどきが、あなたにどんなメッセージを送りつけてくるのかというと、『おいしい話に、のってみた』では、以下のようなものが紹介されています。

「実は解散の危機にあっているんです」
「本音で話せる友達がほしい」
「ねぇ、俺、引退するね。ウソじゃないよ。一番輝いている時に引退するから……」
「医師から余命1年程度と宣告されました。余命わずかなので、私とお話をしてください」
「あなたに見放されたら、自殺するしかない」

このように、“憧れの芸能人”が、女性の同情心を誘うように何通ものメッセージを送りつけてきます。さらに、マネージャーも「彼を救えるのはあなただけ」とプッシュの嵐。

それでも、あなたが有料メッセージを返さないでいると、今度は“統括役”と名乗る謎の人物が現れて、「あとから通信費や謝礼はお支払いするから、まずは連絡がほしい」などとメッセージをよこしてくる始末です。

■出会い系サイトの被害を防ぐためには?

言わずもがなですが、上に登場する“男性芸能人”も“マネージャー”も“統括役”も、出会い系サイトを通じて、あなたからお金を巻き上げようという“サクラ”です。

お金を騙し取られないためには、ネット上で怪しい人物からのメッセージに安易に反応しないことが大事。特に、メッセージ内に誘導URLがある場合は、絶対に無視しましょう。

前回の記事でもお伝えしたとおり、そもそもの発端はFacebookなど健全なSNSのメッセージですから、普段は絶対に出会い系サイトに近づかないような人も「私には関係ない」などと油断はできません。

2011年に、出会い系サイトについて国民生活センターに寄せられた女性の相談件数はなんと1万4,000件弱。「出会い系なんかに騙されて恥ずかしい」と泣き寝入りしている人もいることを考えれば、こうした詐欺被害は決して珍しいものではなく、誰でも巻き込まれうるといえるのではないでしょうか。

以上、最近増えている女性を狙った出会い系詐欺サイトの手口をお届けしましたがいかがでしたか? 芸能人からの突然の甘い誘いにはくれぐれもご用心!

参考文献:WooRis

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