不倫に走る母親たちの女心、子育てを終えた開放感が危ない

「40代は寂しさを抱えている」人妻キラーの狙い目とは

子どもがある程度大きくなった40代の母親は、Aさんのエピソードに見られるような寂しさを抱えていることがある。“人妻キラー”を自称するBさん(33歳男性)は、その心理をうまく利用して数多の人妻と関係を持ってきた。出会いに利用するのは、いわゆる「出会い系」である。特にBさんが利用している出会い系には人妻が多く訪れているらしかった。

「既婚の女性が出会い系に登録している時点で、その人が何かしらの寂しさを抱えているのは明らかです。寂しさを埋めたいので適任となる男を出会い系で探している。だから『自分はあなたの寂しさを埋めてあげることができますよ』とアピールすればいいんです。もちろんそんな直接的な表現は使いませんが。簡単な話ですよ」(Bさん)

なんでも、出会い系で出会うためにはそれなりのスキルが必要で、実際に会う前に何度かメッセージをやり取りしてその間に相手をその気にさせなければいけないらしい。Bさんに言わせれば、相手女性の年齢によってそれぞれ攻め方が違うそうである。

「20代で出会い系に登録している子はそもそもが遊び好きなんで、『一緒にいて楽しそう』と思わせるのが第一。30代は、本気の恋がしたいのか息抜きがしたいのかを見極めてこちらのスタンスを決めるのが重要。で、40代からは一気に様子が変わって、ひたすら褒めるのが大事になってきます。

年齢に関係なく、褒められて嫌な気分になる女性はいないと思いますが、40歳以上の女性は特に喜びます。年齢を聞いて『全然見えない!』と驚いてみせ、そのあとで『確かに、若い人じゃ絶対出せない色気がある』と一人で納得してみせたり。『本当にキレイです』と連呼すると段々その気になってくれます。

あとは、その年代の女性に対しては、こちらが『年下の男』であることを徹底的に演じるっていうのも効果的ですね。『会いたい』とか欲望をストレートにぶつけてみたり、甘えたり、ですね」

では、Bさんがこれまで出会った40代以上の女性は、本気の恋を探している人・息抜きの火遊びがしたい人、どちらが多かったのだろうか?

「遊び目的の人の方が多いと思います。遊び好きな人がそのままその年になったというパターンだと、まあお遊びの割り切った関係ですね。

ああ、でも、『本気の恋を探している人』というのはあまり見かけませんね。『なんとなく刺激を求めて、初めて出会い系に登録してみたけど…』という人はそれなりにいます。そういう人と関係を持って、結果的に本気の恋に発展するパターンがある。

自分はいわゆる“熟女”が好きなんです。最近の40代女性はみんなすごくキレイで若くしてますから。50代で、それこそ『子育てを終えて第二の人生を』なんて期待に胸を膨らませている女性とも、もっとたくさん遊びたいと思っています」

全国のお父さんたちの敵(かたき)的存在といって差し支えないBさんだが、彼の経験則に基づく持論にはそれなりの説得力がある。彼の話を参考にするなら、40代以降の女性は特に「自分の女性性を感じたい」と感じる傾向が強まっていくのかもしれない。

子どもを前に自由恋愛宣言始まった母の第二の人生

Cさん(34歳女性)の母は、Cさんが大学に進学したタイミングでおおっぴらに不倫を始めた。母からCさんに直接、こんな話があったという。

「改まった様子の母が、私と弟をリビングに呼び出して話し始めました。『実はお父さんとはうまくいっていないの』と。おそらく私が高校生の頃からだったと思いますが、両親の関係が冷え切ったように感じられていたので、これにはあまり驚きませんでした」(Cさん)

しかし続く言葉には少なからず驚かされることになる。

「『お父さんが浮気をして、私はそれが許せなかった。離婚を考えたけど、あんたたち2人が成人するまではとりあえず結婚生活は続けていくことにした。その代わり、私は自由恋愛をすることにしたんで』と母は言いました。

自由恋愛とは何かを聞くと、『私は私で勝手に誰かと恋愛したりするんで、お父さんも勝手にしてもらって、もちろんあんたたちも好きにするといい』との答え。母はさらにこう続けました。『ただし絶対に妊娠はするな、させるな』。

両親の仲がうまくいっていないことはなんとなくわかっていたとはいえ、改めて事実として伝えられるとショックでした。しかし私と弟を前にして話す母は何か吹っ切れたようにも感じられ、母の決断であるなら応援したいとも思いました」

母はこれからの家族の生活についてざっくばらんな説明をした。弟の部活がある日は変わらずお弁当を用意する、Cさんの帰りが遅くなる日は今までのように駅まで車で迎えに行く、家事もやるしお父さんにもちゃんとご飯を作る…つまり母はこれまで通り、引き続き“主婦”の役目を果たすという。変わるのは、母がその合間を縫って“自由恋愛”とやらをする、という一点だけであった。

その当時、Cさんの母に特定の恋人はいなかったそうである。だがCさんが入学して2ヵ月ほど経った頃にはもう、「いい人」ができていた。

「母とは私が中学生の頃から、恋愛などの色々なことについてわりとオープンに話してきていたこともあってか、新しくできた恋人ののろけ話も聞かされました。最初は母親と、“私の”ではなく“母親の”恋愛話をしていることに関して違和感しか覚えませんでしたが、『応援すると決めたのだ』と自分に言い聞かせるうちに、やがて慣れました。

たまに母がデートで夜に家を空けることがあり、そんな日は作り置きの料理をレンジでチンする父がものすごく不機嫌そうで、父を少し不憫にも思いました。しかし元をただせば母の気持ちが離れたのも父の不貞が原因で、身から出たサビともいえます。私は父と母、両方の大人げなさを思うとともに、『大人だからといってずっと大人らしくちゃんと振る舞っていくことは難しいのかもしれない。彼らも一人の人間としていろいろ楽しみたいのだ』と考えるようになり、こんな言い方をすると偉そうですが、2人を心の中で許して受け入れることができるようになっていきました。弟ともそんな話をしたことを覚えています」

“できた子ども”に許容されることで、Cさんの母は自由恋愛が暗黙のうちに認められる形となった。

「母があのタイミングで自由恋愛の宣言をしたのは、私と弟がある程度大人になって、『子育てに手がかからなくなったから』というよりは、『自分の価値観で私(母)のやり方を判断しなさい』ということだったのだと思います」

そんなすったもんだがあったCさんの家庭だが、それから十年以上経った今では比較的平和だそうである。両親は離婚をせず、父も母もそれぞれ外に恋人はおらず、しかし母は気が向いたら恋人を作るかもしれず…といった状況らしい。

雨降って地固まったのだろうか。自由恋愛を選択した母、それを黙認せざるを得なかった父、そしてそんな両親を受け入れたCさん姉弟、それぞれの葛藤や努力があって、現在の形に落ち着いたのは事実であろう。

人は年を重ねるとともに老いを意識するようになる。子どもが成人前後の年齢に達したあたりのタイミングで、自分の老いを強く意識するようになり、またそれに抗いたく思う女性は多いはずだ。

40~50代の妻が不倫を始める背景には、そうした要因が潜んでいるようである。

参考文献:ダイヤモンド・オンライン

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