女性が主導する出会い系アプリBumble、米国の「二極化」にも対応

20160325

政治はデートを台無しにする原因にもなり得る。二極化が進む最近の米国では、なおさらそうかもしれない。デートアプリ「バンブル(Bumble)」はこのほど、出会いを求める人たちが事前に相手の支持政党を知ることができるシステムを導入することを明らかにした。バンブルは、出会い系アプリ「ティンダー(Tinder)」の共同創業者、ホイットニー・ウォルフが立ち上げたものだ。

ウォルフは「独身の人にとってもそうでない人にとっても、政治は今非常に大きな問題だ」「探しているのがデートの相手でも友人でも、政治に関する考え方は、互いの共通点を探す上で重要だ」と話す。

バンブルのプロフィール画面ではそのほか、ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のフランシス・アンダーウッドが大統領になることを支持するか、カニエ・ウエストの2020年の大統領選への立候補についてどう思うかなど、ポップカルチャーに関する考えも表示できるようになる。

こうした機能についてウォルフは、ユーザーの意見を反映したものであり、若者たちに投票を促したいという自身の考えにもよるものだと説明している。「ユーザーが1日当たり平均1時間を費やしている我々のプラットフォーム上に(週当たりの利用者数は500万人)、政治を取り入れたかった」という。

バンブルの利用者の大多数は30歳以下。国勢調査の結果によると、米国では1982~2000年生まれのミレニアル世代の人口が最も多い一方で、この年齢層の投票率は最低水準となっている。

カニエ・ウエストやアンダーウッド、「大統領にピザを」などのフィルターは、特に支持政党がなく、「何かに真剣になれ、立場を明確にしろ、などと言われたくない多くのユーザーたち」のために用意したものだという。

バンブルは2015年、ウォルフが出会い系アプリの世界的大手の1社、「バドゥー(Badoo)」の創業者であるアンドレイ・アンドリーブと共同で創設した。その他の出会い系アプリと異なり、マッチングが成功した後に、会話を始めるのは女性と決められている。女性が主導権を握るというのがルールだ。

ウォルフによると、同社は年内にも新たな収益モデルについて発表する予定。